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1996 年度 研究成果報告書概要

ローカル・マシニング・ステーション方式による精密加工

研究課題

研究課題/領域番号 07650155
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関豊田工業大学

研究代表者

古谷 克司  豊田工業大学, 大学院・工学研究科, 講師 (00238685)

研究分担者 毛利 尚武  豊田工業大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90126186)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワード精密加工 / エンドエフェクタ / 放電加工 / ロボット / 位置決め / パラレルメタニズム
研究概要

本発研究では、大型工作物に対する局所加工において加工精度を向上させるための加工システムを検討し、μmオーダの加工精度を得る多自由度加工システムであるローカル・マシニング・ステーション(LMS)を開発することを目的とする。平成7〜8年度に、伸縮可能な3本の脚から構成されるパラレルメカニズムを試作してその基本性能を検討するとともに、加工実験を行った。
(1)パラレルメカニズム部の構成
3本の脚を持つLMSを試作した。本装置は、被加工物に吸着したときには、パラレルメカニズムとして働く。脚には送りねじと電磁モータより構成される直動機構を用いた。各アームの伸縮量の測定にはリニアポテンショメータを用いた。これらの出力をフィードバックすることでPI位置制御を行う。
(2)局所座標内で移動する小型工作機械
ベースプレートにステッピングモータで駆動される小型のxyステージを搭載し、これを加工の際の移動面として用いることにした。このステージ上には、被加工面との距離を測定するためのレーザ式変位計とペンシルサイズ放電加工機を搭載した。
(3)運動性能の評価
試作したLMSの運動性能を評価した。脚の伸縮を測定するためのポテンショメータの精度が10μmオーダであるため、全体の位置決め精度も10μmオーダとなった。レーザ式変位計の分解能は数10μmオーダであり、LMSは精度よく位置決めできていたと言える。
(4)被加工物の形状を基準とした加工
被加工物上のあらかじめ加工されている2個の穴を基準として被加工物上に座標系を設定し、その座標系の上で加工を行った。穴の位置誤差は、20μm以下であった。組立用ロボットを用いた加工より、穴の位置精度が高かった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 毛利尚武ほか: "多面体校正法による機上形状計測(第1報)-放電加工機への適用-" 精密工学会誌. 61. 849-853 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] N.Mohri et al.: "On-the-mechine Measurement by a Calibration System with Polyhedra (1st Report) -Application to Electrical Discharge Machine-" Journal of the Japan Society for Precision Engineering. Vol.61, No.6. 849-853 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-03-09  

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