研究課題/領域番号 |
07650339
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
篠原 勝次 鹿児島大学, 工学部, 教授 (80112358)
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研究分担者 |
実成 義孝 鹿児島大学, 地域共同研究センター, 助教授 (90041532)
山本 吉朗 鹿児島大学, 工学部, 助手 (70220457)
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キーワード | アクティブフィルタ / 不平衡電圧補償 / 高調波電流補償 / 定常解析 |
研究概要 |
1.不平衡電圧電圧補償付きアクティブフィルタの実験回路の試作 線間電圧を検出し、その不平衡成分を補償する不平衡電圧補償部と線電流を検出し、その高周波成分電流を補償する高調波電流補償部を一体化したインバータを試作した。不平衡電圧の補償は、線間電圧の測定値から正相分、逆相分を計算し、その逆相分を補正するような電圧を印加する。高調波電流の補償は負荷電流の検出値から高調波成分波形を計算し、この波形と逆方向の電流をアクティブフィルタから挿入する。この際、この逆方向の電流指令値とインバータ出力電流を一致させるのに電流の閉ループ制御を採用したので、従来方式より、高調波電流の補償が改善された。又、本方式は、不平衡電圧補償部と高調波電流補償部を独立に有する方式に比較して、全体としての電解コンデンサ容量の減少及び装置の小形化が可能であることが分かった。 2.不平衡電圧補償付きアクティブフィルタの計算機シミュレーション 本回路方式の計算機シミュレーションを行ない、各部の動作波形及び電流ループの制御回路定数の決定法を明らかにした。
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