研究概要 |
本年度において申請者らの研究グループは,情報システム統合のための基礎として次のような研究を行った. ・マルチメディア情報を高速に伝送するための情報流網の構成に関する研究を行なった.特に,動画像トラヒックの種々の性質をモデル化し,シミュレーションおよび待ち行列理論を用いて解析を行った. ・移動体通信のプロトコルによる情報システムの伝送遅延などの性能特性に関する評価を行った. ・ハイブリッド型性能評価支援システムにおける解析知識との統合を行ないながら,種々の性能評価モデルを統合する性能評価手法を計算機上に実装した. ・情報流網における各種情報システムを計算機上に表現するために、グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を利用した情報流網エディタを構築した. 厳密な性能評価が困難となる情報システムの評価を行なうため,情報システムの特性に着目した,シミュレーションによる効率の良い感度分析法に関する研究を行なった.
|