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1995 年度 実績報告書

ネットモデルに基づくシーケンス制御系の設計法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650485
研究種目

一般研究(C)

研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

小野木 克明  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (80115542)

研究分担者 橋爪 進  豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (60242913)
キーワードシーケンス制御 / 離散事象システム / ペトリネット / 条件 / 事象ネット / バッチプロセス / プログラマブルコントローラ
研究概要

シーケンス制御系の設計を合理的に行うためには,システムの動作を正しく表すモデルとその動作を記述するための動作表現法を定め,次にその動作表現法によって記述された仕様を満たす制御系のモデルを求め,最後に得られたモデルから実際のシステムを構築することが望ましいと考えられる.このような考えのもとで,今年度はシーケンス制御系の設計に関する現状と問題点を調査するとともに,1)制御系の動作をどのようにモデル化するか,2)仕様とするシーケンスをどのように記述するか,3)設計問題をどう定式化しどう解くか,について検討を行ってきた.その結果,1)については,ペトリネットの一つのサプクラスである条件/事象ネットワークによってシステムをモデル化することとした.また,2)については,条件/事象ネットの特徴である非同期的,並行的な動作を正しく表すことができる半言語によってシーケンスを記述することとした.そして,これらをもとに,3)のシーケンス制御系の設計問題を,"条件/事象ネットでモデル化された制御対象と,半言語で記述された望ましい動作を表す仕様が与えられたとき,その動作のみを実現するようなコントローラを表す条件/事象ネットを求めよ",という形で定式化し,その解法について考察を進めてきた.これらの成果の一部は口頭発表しており,また研究論文の形で現在,学会論文集に投稿中である.
定式化したシーケンス制御系設計問題の規模は,制御対象の大規模化,仕様の複雑化とともに組み合わせ的に大きくなることが予想される.したがって,この問題の解決は,シーケンス制御系設計支援システムの開発とともに,今後の重要な検討課題である.

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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