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1995 年度 実績報告書

波浪荷重を受ける海底地盤と構造物の動的相互作用問題に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650577
研究種目

一般研究(C)

研究機関東海大学

研究代表者

川上 哲太郎  東海大学, 海洋学部, 講師 (40204680)

キーワード動的相互作用 / 海底地盤 / 波浪荷重 / 海洋構造物
研究概要

平成7年度は,大型土槽を用いた海底地盤の動的応答に関する模型実験を行った.本実験では,第一段階として,海底地盤自体の波浪荷重(水頭差を利用した変動静水圧)による動的応答特性に関する基礎的実験データの集積を行った.その結果、海底地盤内の間隙水圧の変動は,地盤深度方向に関する減衰及び位相共に,既往の研究で得られている結果と,ほぼ一致していることが確認された.
第二段階として,矩形構造物模型を海底地盤上に設置した模型実験を実施した.本実験で得られた結果より,構造物底面及び構造物端部付近の地盤の間隙水圧が,他の部分に比べて上昇量が大きいことが明らかとなった.このことは,海洋構造物が設置された海底地盤の支持力の低下を意味し,海洋構造物の安定性のにおいて重要な知見であると考えられる.
本研究において,当初計画した研究目的,研究計画・方法の内,平成7年度に実施すべき事項は,(1)波浪荷重を受ける海底地盤の動的応答特性に関する基礎的実験データの集積,(2)海底地盤-構造物系の動的相互作用に関する模型実験,の2項目である.
前述のように,本年度の研究成果は,当初計画した研究目的をほぼ達成したものと考えられる.さらに,平成8年度実施予定の数値解析手法による,海洋構造物-流体-海底地盤系の動的応答解析結果と本実験結果との比較を行い,本問題のより詳細な検討を実施する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H. Utsumi: "Effect of Fluid Saturated Porosity of the Seabed for Interation Problems of the Fluid-Structure-Seabed System" Proceedings of the International Conference on Computational Engineering Science, Springer.2957-1962 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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