研究概要 |
当該研究期間に得られた研究成果は、以下のようにまとめられる。 (1)NOAA/HRPT直接受信によって、日本列島周辺海洋乱流場の実時間モニタリングが継続された。それによって、海洋流動における乱流の逆カスケード過程および海岸海底地形による組織的渦構造のインターロッキング過程の現象論的記述が獲得された。 (2)高解像度HRPTデータにシ-マーク追跡法を適用した瞬間乱流場計測が施こされ、上記の乱流現象が定量的に記録された。 (3)以上の衛星観測によって得られたデータや成果物(各種強調処理衛星画像、海面流速ベクトル分布図、海面渦度分布図、その他各種主題図)はア-カイブされた。 (4)回転系水理模型実験および数値実験を行ない、カスプ状の岬からの渦の供給のメカニズム、乱流の逆カスケード過程および海底地形による組織的渦構造のロッキング過程を室内に再現した。 (5)本研究によって得られた成果がインタネットを経由して公開された。 (6)本研究によって得られた成果が報告書 「The Coherent Structure inside the Oceanic Turbulence around Japan-Islands-Chain,2nd-version」(英文103ぺ一ジ)としてまとめられた。
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