研究課題/領域番号 |
07650611
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
石田 東生 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (20114853)
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研究分担者 |
黒川 渓 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (20114069)
大野 栄治 筑波大学, 社会工学系, 講師 (50175246)
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キーワード | 公共交通 / 定時性 / 機関選択 / 常磐高速バス / 運行データ |
研究概要 |
平成7年度は以下のデータ収集、検討を行った。 (1)JRバス関東、関東鉄道バスの協力を得て、常磐高速バスつくば線の運行状況データを上り便については1年間の全便の東京駅への到着遅れ状況を、また上下便の3ヶ月分の運行状況をタコチャートとして入手し、データベースを作成するとともに、運行特性・遅れ状況の特性把握を実施した。上り・下り別、曜日別、時刻別、月別等からみた遅れの状況と特性についての多くの知見が得られた。 (2)平成7年10月3日と8日に、機関選択行動と定時性についての主観的評価値の把握を目的として、常磐高速バスの乗客を対象に意識調査を実施した。(1)の運行特性データと主観的評価値との対応関係の分析を続行中である。 (3)トリップの目的、時間制約の有無、個人属性等によって定時性に対する主観的評価値は異なることが確認され、定時性評価構造のための需要層のセグメントの重要性が示唆された。しかし、客観的運行特性データと主観的評価値との間には明確な対応関係が認められなかった。 (4)本研究の当初目的は、運行特性との客観的データによる定時性指標の提案とそれを用いた機関選択モデルの構築である。意識調査による主観的評価値と客観的データとの対応がうまくとれていないので、平成8年度には高速バス乗客意識調査の再実施も含めて、研究計画を検討中である。
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