この地盤情報データベースでは、データは1/5000国土基本図上の一辺50mのメッシュで表示している。そして、地図単位4×3kmを一ファイルとしている。 これまで構築してきた地盤情報データベースシステムに入力している各データの地層区分をし、その標高データを地層ファイルとした。このデータを平面図上にプロットして、各地層ごとのコンター図を作成した。また、そのデータを使って各地層ごとに分解できる石膏モデルを作り地下構造の様子を分かりやすくしたことで、熊本市水道水のタンクと云われる砥川溶岩層の分布状況などが解った。そして、その上にある阿蘇火砕流堆積物の堆積状況がわかり、上江津湖の部分では、これに天窓状に穴があいていることも解った。 なお、各地層コンター図のデータを用いて、東西、南北方向1kmメッシュの地層断面図を作成したことで地下構造の様子が解明された。 これらの成果を地層断面図集にしてまとめ、行政などで社会のために利用してもらえるように配布した。
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