• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

内付ブラインド窓の伝熱機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650691
研究種目

一般研究(C)

研究機関九州大学

研究代表者

林 徹夫  九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (40150502)

研究分担者 谷本 潤  九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 講師
片山 忠久  九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (80017938)
キーワードブラインド / 試験家屋 / 実大模型 / 放射熱伝導 / 対流熱伝導 / 温度差換気 / 可視化実験 / 流速測定
研究概要

九州大学総合理工学研究科熱エネルギーシステム工学専攻棟屋上にある既設の直径4.5mのターンテーブル上に実大模型室を建設した。模型室は手動ではあるが太陽の追尾可能であり、内寸2.2m(幅)×2.2m(奥行)×2.2m(高)である。床,屋根を含む外壁は厚さ114mmの発泡ポリスチレンを芯材とし、その両側が合板のサンドイッチパネルである。模型室南壁に1m×1mのガラス窓を設け、その室内側にブラインドを設置した。ブラインドスラット面およびその近傍、室内表面各所に約90点の熱電対による温度計測点、窓内外および屋根上部に日射量の測定点を設けた。
ビデオカメラおよびCCDカメラをパソコンのビデオキャプチャーボードに接続し、煙発生装置を用いた可視化実験とその画像解析を行った。その結果、直達日射がブラインドに当たる場合、ブラインドの下部スッラト間から室内空気が窓ガラス室内側の空間(窓ガラス〜ブラインド間)に流入し、上部スラット間から流出しているのが確認された。但し、実大模型室は超高断熱・高気密で空調装置がないため、日射がある場合の室温上昇が非常に大きい。この点に関しては、平成7年度末に完成予定の建築壁体屋外試験装置による計測を来年度に予定している。同
また、ボールセンサー及び熱線流速計を用いたスラット間及び窓ガラス〜ブラインド間空気層の流速測定を可視化実験と平行して行った。
これらの測定結果を基に、スラット近傍風速を温度差換気から推定する伝熱モデルをを検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 林徹夫他4名: "実大模型室を用いた窓面伝熱機構の解析" 日本建築学会研究報告中国・九州支部第10号2. 325-328 (1996)

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi