1.アメリカ都市計画における非ユークリッド・ゾーニング手法について既存収集資料をもとに総覧し、都市計画全体のなかにおける美観ゾーニングの位置づけを明らかにした。 2.美観ゾーニングの具体的な規制項目と規制手法、ゾーニングの執行方法とその典型的な事例を整理した。 3.イギリス都市計画におけるデザイン・ガイドライン手法について既存収集資料をもとに総覧し、都市計画全体のなかにおけるデザイン・ガイドラインの位置づけを明らかにした。 4.米国、英国における景観コントロール手法の論理と実際とを相互に比較しつつ総括した。特に、ゾーニングによる規制とガイドラインによる規制との比較により、規制力の相違、法律上の位置づけの相違、行政実務上の手続きについて、規制の合憲性を争った判例、補償措置の有無、市民への情報公開システム、景観規制へ向けての合意形成のあり方、等についてそれぞれの特質をまとめた。 これらの成果は論文としてまとめられ、別記のように日本都市計画学会の機関誌に掲載された。
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