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1995 年度 実績報告書

近代の阪神間郊外住宅成立過程に関する建築史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650747
研究種目

一般研究(C)

研究機関神戸芸術工科大学

研究代表者

坂本 勝比古  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (30134349)

キーワード阪神間郊外住宅地 / 電鉄会社の宅地分譲 / 優れた住宅地景観 / 都市住宅の発展
研究概要

阪神間の住宅地形成は、日本の近代住宅発展と密接に結びついて展開してきた。従って、今回の研究では、阪神間の住宅地形成がどのように進められたかについて、実態調査を積極的に行った。
その研究実績は次の通りである。
1、現地調査による住宅地形成の実態調査。
特に昭和戦前期(昭和20年まで)の住宅対象として調査を行った。
2、昭和戦前期の住宅地関係資料の収集。
昭和戦前期に発行された単行本、雑誌、文献、写真等の収集と、戦後に刊行された昭和戦前期までの住宅地形成に係わる論文、文学書、官公庁資料などを集めた。
3、電鉄会社、土地会社などの営業報告書、宅地配置図等の収集。
これによって、私鉄の住宅分譲に関する資料、宅地の配置図、夙川、大神中央土地会社の営業報告などを入手した。
4、戦前住宅に居住する人々に対する聞き取り調査。
所在地、新築年代、建築規模、間取、意匠などの考察。
5、以上の諸調査に基づき、各住宅地形成過程の分析。
これによって、各住宅地の性格、タイプ分けが可能となった。即ち、(1)民間土地会社による各地分譲方式(2)私鉄宅地分譲方式(3)耕地整理組合による宅地分譲方式(4)個人地主による土地分譲方式などのタイプである。
以上が今年度の実績であるが、今年は初年度であるので、平成8年度において、更に研究内容を深めたい。
なお、この地域は不幸にも大震災の影響を多く受けることとなったが、この度の震災はむしろこの研究の重要性を一層高めることに役立つと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坂本勝比古: "阪神間の高級住宅地としての成り立ち" 建築と社会. 77. 40-43 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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