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1996 年度 実績報告書

鉄鋼における酸化物分散を利用した組織制御法に関する熱力学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650807
研究機関東北大学

研究代表者

大谷 博司  東北大学, 学際科学研究センター, 助教授 (70176923)

研究分担者 貝沼 亮介  東北大学, 工学部, 助教授 (20202004)
石田 清仁  東北大学, 工学部, 教授 (20151368)
キーワード酸化物 / 炭窒化物 / 硫化物 / 鉄鋼
研究概要

1.Fe相と(Nb,Ti,V)(C,N)第2相の相平衡の熱力学的解析
Fe-(Nb,Ti,V)-C-N系のFe相と固相の自由エネルギーを副格子モデルを用いて近似し、Fe相/固相間の相平衡を熱力学的に解析するとともに、コンピュータにより状態図の計算を行った。これによりこれまで不明であった鉄中での複合析出物の生成挙動が明らかになった。
2.第2相粒子の種々の特性の評価
鋼中のTi,O,C,Nの量を種々変化させた合金を溶製し、凝固時に生成した第2相粒子の種類(酸化物、炭窒化物)、個数、粒径および組成を測定し、上記項目1.で推定した相平衡との関連を調べた。
3.MnSの析出への第2相粒子の影響
析出したTi(O,C,N)が鋼中に不可避的に含まれるMnSの生成にどのような影響を与えるかを調べるために、種々のTiおよびOレベルの試料を溶製し、MnSの形態、量、分布状態との関連について、上記項目2.と同様の手法を用いて調べた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H. Ohtani et al.: "Calculation of Fe-Mn-S Ternary Phase Diagram" ISIJ International. (発表予定).

  • [文献書誌] H. Ohtani et al.: "Calculation of Phase Equilibria between Austenite and Complex Carbonitrides in Microalloyes Steels" J. Phase Equilibria. (発表予定).

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2013-11-25  

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