研究概要 |
(1)配管系の内面および外面で進行する劣化現象を管理するために必要なデータを明らかにすることを目標として下記の作業を行った。 (a)劣化現象の列挙 (b)劣化現象の進行度を表すパラメータ(特性値)の列挙 (c)特性値の時間変化・空間分布の特徴の列挙 (d)劣化現象の加速要因の列挙 (e)加速要因の強度を表すパラメータの列挙 (2)上記の作業によって列挙されたデータを次のように分類した。 (1)設計時に得られるもの (2)製作・施工時に得られるもの (3)運転中に得られるもの (4)開放点検中に得られるもの (3)上記のデータを効率よく入力・格納する構造を探索し,階層型データ構造を選択した。ただし,外部記憶装置に階層型データ構造のデータベースを格納した場合の検索プログラムがまだ市販されていない点に問題が残った。 (4)アンモニア製造プラントの配管系の一部のデータを格納し,PDCAの各フェーズのシミュレーションを行い,データの必要性,データ構造の妥当性を検討した。
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