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1995 年度 実績報告書

廃水中のフェノール類分離に必要な相平衡の測定と状態式グループ寄与法による推算

研究課題

研究課題/領域番号 07650908
研究種目

一般研究(C)

研究機関日本大学短期大学部

研究代表者

栃木 勝己  日本大学短期大学部, 教授 (70060027)

キーワード液液抽出 / 超臨界流体抽出 / 液液平衡 / フェノール / ASOG / 状態式グループ寄与法
研究概要

フェノール水溶液の抽出にらる脱水プロセスを新たに開発するために、先ず、フェノール類を含む系の物性定数を化学工学物性定数(化学工学会編)で検索し、測定データに関する文献を収集した。次に、ガラス製液液平衡測定装置を試作し、フェノール-水系の液液平衡(303、313、323、343K)を測定した。また抽出溶剤としてトルエンを選定し、フェノール-水-トルエン系と水-トルエン系の液液平衡(303、313、323、343K)を測定した。測定データより、(1)フェノールの分配係数は温度を下げると大きくなること、(2)既往のプロセスで使われているベンゼンと比べて、フェノールの分配係数はトルエンを用いた時の方が大きくなることを確かめた。また、測定データの相関を活量係数式の一つであるSILS式で行ったところ、実測値と推算値との一致は良好であった。
次に、フェノール-水-溶剤系のASOGによる液液平衡推算に必要な5種のグループCH2,OH,H2O,ArCH,ArOHのうち、本年度はCH2,OH,H2Oからなるグループ対の液液平衡用パラメータを電気計算機で決定した。またフェノール-水系に対する超臨界二酸化炭素の溶剤効果を状態式グループ寄与法で推算するために、本年度は推算の基礎となるCO2とArCHとのグループ対パラメータを決定した。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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