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1996 年度 研究成果報告書概要

金属イオンの移動に与える有機溶媒の影響

研究課題

研究課題/領域番号 07651015
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 無機工業化学
研究機関信州大学

研究代表者

武井 たつ子  信州大学, 工学部, 助教授 (90020990)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワードアルカリマンガン乾電池 / アルカリマンガン乾電池の添加剤 / 太陽電池組込充電器 / アルカリマンガン乾電池のセパレーター / アルカリマンガン乾電池の温度 / The life time for alkaline manganese cell
研究概要

平成7年度には、市販の国産および外国製のアルカリマンガン乾電池について連続放電容量および、再利用(充放電)の可能性を検討した。そして、充電気も試作した。アルカリマンガン乾電池の再利用は可能で、短時間使用してその後充電することにより、1個の電池で電池20個分程度に相当する程使用可能な電池もあることがわかった。また、市販の部品を使用して試作した充電器は太陽電池を使用したので、電気(交流)のない所(アジアや被災地など)でも使用可能で、しかも千円以下で作製できた(特許申請)。安価である。
平成8年度は、平成7年の成果にもとずきアルカリマンガン乾電池の再利用をさらに進めるために、負極側に有機添加剤(約60種類)を添加して、電池寿命の延命をはかった。その結果、ある種の添加剤を添加すると、無添加電池を一次電池として使用した場合の約6倍二次電池として使用した場合の約2倍それぞれ電池寿命を延ばすことができた。(特許申請)
また、最新型電池の寿命はどれ程延びたか、また、自動車中では日中相当温度が上昇するので、高温(75℃)中に放置されたアルカリマンガン乾電池の電池寿命も調べた。75℃の恒温槽中に2日間放置すると電池の寿命はほとんどの電池で短くなり、なかには10%以上も短くなった電池もあった。
アルカリマンガン乾電池を解体して、セパレーターの形状や大きさ、枚数、材質、なども調べた。いずれも電池により異なっていた。セパレーターが電池寿命に与える影響は大きいようである。電池によっては連続放電中にセパレーターから亜鉛極(負極)方向にデントライトの成長がみられた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 浅井康之・加藤喜隆・小林孝成・武井たつ子・山下正通・佐藤厚・小沢昭弥: "外国製アルカリマンガン電池による充電再利用の予備的実験" 第36回電池討論会講演要旨集. 333-334 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 加藤喜隆・浅井康之・栗原知恵・武井たつ子・佐藤厚・山下正通・小沢昭弥: "国産アルカリマンガン電池の充電再利用の予備的実験" 第36回電池討論会講演要旨集. 331-332 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より

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公開日: 1999-03-09  

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