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1996 年度 実績報告書

コムギのジベレリン非感受性変異を用いた感受性要因の分子的解析

研究課題

研究課題/領域番号 07660010
研究種目

基盤研究(C)

研究機関岡山大学

研究代表者

野田 和彦  岡山大学, 資源生物科学研究所, 教授 (90150135)

キーワードコムギ / 糊粉層 / ジベレリン感受性
研究概要

コムギのジベレリン感受性に関わる突然変異Gai1,Gai2,Gai3の同質遺伝子系(Maringa-rht,Rht1,Rht2,Rht3)を用い、ジベレリン感受性の発達する受精後30-40日の種子の糊粉層のmRNAをdifferentail display法により比較し、異なるPCR fragmentsからmRNAを探索しジベレリン感受性に関わる遺伝子を明らかにしようと試みた。昨年度、コムギ種子発達期の長雨等の異常気象が、受精後30-40日の種子の収穫を妨げ充分な資料を採取できなかったため、充分な分析が進んでいないが、現在温室の材料を分析中である。一方、ジベレリン非感受性のGai3突然変異体は、低温処理によりその感受性が正常に戻ることが報告されており(Singh and Paleg.1984a,b,c,Plant Physiol.)、この性質はホルモン感受性遺伝子の性質を知る上で重要な情報であるので、この性質について分析を進めた。現在までの結果では、この突然変異遺伝子は予想に反して、低温処理によりその感受性は変化しないことが明らかになった。Singh等は異なる品種を使用しており、我々は同質遺伝子系を用いていることから、遺伝的な背景の違いが低温による感受性変化に関係している可能性を示唆している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野田和彦,天野洋一: "穀類種子の休眠と穂発芽" 植物の化学調節. 31. 171-187 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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