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1995 年度 実績報告書

RAPDマーカーによるニンニク稔性系統の探索

研究課題

研究課題/領域番号 07660042
研究機関鹿児島大学

研究代表者

衛藤 威臣  鹿児島大学, 農学部, 教授 (10041659)

キーワードニンニク / RAPD / 稔性
研究概要

1.目的 ニンニクは完全不稔植物であるが、研究代表者は二度にわたる中央アジア探索によって、稔性の系統を多数発見した。これらの系統と不稔の系統を用いて、多数のプライマーによるRAPD分析を行い、稔性と関連するRAPDマーカーを見出し、今後の遺伝資源収集および育種に役立てようとするものである。
2.今年度得られた結果
(1)1994年に中央アジアで収集したニンニクは、1995年夏に開花し、42系統中31系統で稔性の花粉が観察された。
(2)稔性と相関するRAPDマーカーが前年の予備実験で見られたが、他の稔性系統で確認したところ、一部の系統で相関がみられなかった。
(3)9系統を用いて、PCRで新たな20プライマーによるRAPD多型性を分析したところ、OP-E5,OP-E7の2プライマーで稔性と相関のあるバンドが2本発見された。その際、本研究費補助金で購入したデンシトグラフは確実性に優れ、時間節約に非常に有効で、多くの大学院生・学部学生が利用した
(4)今後、60プライマー用いて、上記の9系統で稔性と関連するRAPDマーカーを探索するとともに、発見されたマーカーで中央アジア収集の全系統を含めた70系統を分析する予定である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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