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1995 年度 実績報告書

植物保護を指向した植物病原菌産生毒素の生合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 07660138
研究種目

一般研究(C)

研究機関鳥取大学

研究代表者

中島 廣光  鳥取大学, 農学部, 助教授 (40144646)

研究分担者 濱崎 敞  鳥取大学, 農学部, 教授 (40032081)
キーワードNeocosmospora vasinfecta / Cochliobolus spicifer / Bipolaris sorokiniana / phytotoxin / biosynthesis
研究概要

申請者のグループは、マメ科植物病原菌Neocosmospora vasinfecta NHL 2298株、小麦の斑点病菌Cochliobolus spicifer D-5株、さらにはオオムギの斑点病菌Bipolaris sorokiniana OB-25-1株を中心に、それら代謝産物について生合成をも含めた化学的研究を行なってきている。本研究では、これらの代謝産物の生合成経路を確立し、その知見に基づいて植物毒生合成経路の特異的阻害剤を開発することを究極の目的とした。そのために、具体的には平成7年度は上記3種の植物病原菌を用いて1)その2次代謝変異株の取得、2)変異株における蓄積物質の同定を主たる目標にした。このうち、N.vasinfectaとC.spiciferについてはいくつかの最終生成物の生成量の激減した2次代謝変異株の取得に成功した。しかしながら、顕著な生合成中間体二次代謝産物の蓄積を認めることはできなかった。一方、N.vasinfectaの菌体抽出物よりピリドン環を有する3種の新規な代謝産物を単離、構造決定した。この代謝産物は本菌の植物毒素の生合成前駆体と思われるアルデヒドとアミノ酸由来のアミンとが縮合、閉環した構造を持ち、安定同位体標識した酢酸の取り込み実験から想定される前駆体の存在を支持する証拠となるものであった。また、B.sorokinianaの生産する植物毒素sorokinianinの生合成については変異株をうることなく置換培養の手法を用いてその生合成前駆物質がセスキテルペンで本菌の主要代謝産物であるprehelminthosporolとTCAサイクルのメンバーのコハク酸もしくはフマル酸と特定できた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Furumoto et al.: "Neovasipyrones and Neovasifuranones : four new metabolites related to neovasinin,a phytotoxin of the fungus,Neocosmospora vasinfecta" Phytochemistry. 40. 745-751 (1995)

  • [文献書誌] Y.Fujii et al.: "Twelve-membered lachones procluced by Cladosporium femissinum and the plant growth retasclant activity of Cladospolide B" Phytochemistry. 40. 1443-1446 (1995)

  • [文献書誌] H.Nakajima et al.: "Neovasipyridones A,B and C : metabolits related to neovasinin,a phytotoxin of the fungus,Neocosmospora vasinfecta" Phytochemistry. 40. 1643-1647 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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