研究課題/領域番号 |
07660225
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
服部 芳明 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (80180909)
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研究分担者 |
寺床 勝也 鹿児島大学, 農学部, 助手 (70264455)
藤田 晋輔 鹿児島大学, 農学部, 教授 (70032563)
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キーワード | 快適性 / 決定論的カオス / 指尖脈波 / 居住性 / 脳波 |
研究概要 |
目的として掲げた項目は、(1)ツールとしてのカオス分析システムの構築、(2)種々の生体情報のカオス性の検討、(3)木質環境における実証実験の実施、であった。本年度に実施したのは次の項目である。(1)のカオス分析システムの構築に関しては、Pentiumパソコン用のカオス分析システムが、ハードウェアとソフトウェアの双方においてほぼ構築できた。このシステムの利用範囲は広く、種々の生体情報(脳波、心電図、脈波、皮膚電気反射等)を処理できるように汎用に設計した。(2)種々の生体情報のカオス性の検討については、まず、既往の文献を整理し、バイオカオスを中心にして分析し、その問題点や今後の課題について整理した。この結果は、雑誌論文としてまとめ、公表した(受理済み、1996年8月発行予定)。生体情報のカオス性の検討については、指尖脈波、心電図、脳波、皮膚電気反射について検討を進めている。指尖脈波については、個体の状態に依存して、チアプノフ数が正値を示す場合が認められた。すなわち、個体の状態によってはカオス性を示すことが確認できた。快適性を評価するにおいて生体情報のカオス性が利用できる可能性がより大きくなったと言えよう。現在までに一応のカオス分析システムが構築できたため、今後は生体情報の蓄積に重点を移し、事例を増やして分析するのが課題である。
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