研究課題/領域番号 |
07660312
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
富田 正彦 宇都宮大学, 農学部, 教授 (60074051)
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研究分担者 |
山路 永司 東京大学, 農学部, 助教授 (10143405)
中山 幹康 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (10217945)
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キーワード | 土地分級 / 集落計画 / 土地利用計画 / 集落居住地 / 農地 / 保全緑地 |
研究概要 |
本研究は、新たに概念構築した4地目型土地分級システムを、集落土地利用計画策定の場に実地適用することで、システム概念の妥当性を検証し、分級要因セット構成とその相互関係等のシステム構造を完成させ、システム中のパラメータ類を妥当な値に定めることを目的とするものであり、圃場整備が予定されている平石西部地区(栃木県)を対象地区として、栃木県農村整備課と地区住民の協力のもとに、その2,046筆の全筆地について、4地目の分級要因毎の筆地評価を行い、評価データをコンピュータファイル化した。このファイル化作業に際しては、新たに対象地区での一次データの入力用にノート型パソコンを導入して作業を効率化したが入力に多大の労力を要して手間取った。 並行して、すでに概念構築を済ませた4地目型土地分級システムのうち、データハンドリングと数量化理論第II類を用しての定性的データの定量化および適性土地利用判別アルゴリズムの各部分についてのQUICK BASIC言語による処理ソフトウェアを開発した。 次に、作成したソフトウェアにより、得られたデータを処理し、その出力結果をもとにデータの構造とソフトウェアの構造の双方の問題点の検討に入ったが、この過程はトライ・アンド・エラー方法に依らざるをえず、これに時間がかかって平成7年度中にはシステムを完成の域に達するまでには至らなかった。 一方、対象地区として、当初は平石西部地区のみを予定していたが、4地目のうちの産業農地空間の分級基準の設定が明確なことが研究途上で分かった田所地区(塩谷町)を追加して、この地区での一次データの収集を進めた。
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