• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

高消化性・褐色中肋型牧草の作出

研究課題

研究課題/領域番号 07660361
研究機関宮崎大学

研究代表者

川村 修  宮崎大学, 農学部, 助教授 (00041062)

研究分担者 明石 良  宮崎大学, 農学部, 助手 (20253809)
キーワード牧草 / 消化性 / リグニン / 形質転換 / アグロバクテリウム / アンチセンス / シンナミルアルコールデヒドロゲナーゼ / バーズフットトレフォイル
研究概要

高消化性・褐色中肋型牧草の作出を目的として牧草の低リグニン化を目指し、以下の実験を行った。
1.アンチセンスCAD遺伝子の導入
ウドCADcDNAの塩基配列をもとに、PCRによって2つの制限酵素認識部位を連結したCADDNA断片を増幅した。そのDNA断片を、バイナリーベクターpGAH/SL-GUSに逆方向に配列するように挿入しプラスミドpGAH/anti-UCADを構築した。次いで、バーズフットトレフォイルの子葉にアグロバクテリウムを感染させて形質転換を行った。バイナリーベクターpGAH/SL-GUSを用いた形質転換での成功率は、培養29日目で平均23.7%で、その植物体再生率は17.3%でありpGAH/SL-GUSが有効であることが示唆された。一方、pGAH/anti-UCADでの耐性カルス形成率は20.3%であった。
2.導入遺伝子の確認と発現解析
耐性カルスから再生した植物体について導入遺伝子の確認をPCRで行った結果、プラスミドと同位置にバンドを認めることが出来た。またこれらの植物体のCAD活性は対照個体のそれより有意に低かった。現在、各植物体についてリグニンとアルデヒドの含量および消化率の測定を実施している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] R.Akashi,T.Uchiyama,A.Sakamoto,O.Kawamura and: "High-frequency embrogenesis from cotyledons of bird's foot trefoil and its effective utiligation in Agrobacterium tumefaciens-mediated transformation" J.Plant Physiol.(Accepted).

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi