SPFnu/nu及びnu/+マウスにM.aviumを経口感染させ以下の実験を行った。 nu/nu及びnu/+マウスのIELをP815細胞と抗CD.3、抗αβ-TCR、抗γδ-TCR抗体もしくは加熱BCG死菌と24時間培養後、上清中のIFNγをELISA法で調べた。nu/+マウスのIELは各種抗体の刺激によりIFNγを産生したが、加熱BCG死菌によってはIFNγ産生は誘導されなかった。また、感染マウスのIFNγ産生量は未感染マウスのそれより多かった。nu/nuマウスのIELは抗αβ-TCR抗体の刺激ではIFNγを産生しなかった。nu/+マウスと同様に、nu/nuマウスのIELは加熱BCG死菌刺激ではIFNγを産生しなかった。さらに、nu/nuマウスにおいても感染群のIFNγ産生量は未感染群のそれより多かった。
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