研究課題/領域番号 |
07670119
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
岡 哲雄 東海大学, 医学部, 教授 (40055976)
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研究分担者 |
吉川 正信 東海大学, 医学部, 助手 (90276791)
橋本 篤司 東海大学, 医学部, 助手 (80271592)
松宮 輝彦 東海大学, 医学部, 助教授 (20056203)
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キーワード | オピオイドペプチド / ペプチダーゼ / ペプチダーゼ阻害剤 / ペプチド伝達物質 / 伝達物質不活性化機構 |
研究概要 |
1.摘出モルモット回腸標本(GPI)から、電気刺激(10Hz)に応じて遊離するオピオイドペプチドの効力は、アマスタチンでもホスホラミドンでもカプトプリルでも有意に大きくなった。すなわち、アマスタチン感受性アミノペプチターゼ(ASA)、ホスホラミドン感受性エンドペプチダーゼ-24.11(PsE)、およびカプトプリル感受性ジペプチジルカルボキシペプチダーゼI(CsD)などは、いずれも体内で遊離したオピオイドペプチドの不活性化に関与していることが示唆された。また、刺激に応じて遊離するオピオイドペプチドの効力は、選択的μ-およびκ-受容体アンタゴニストにより有意に小さくなった。すなわち、遊離したオピオイペプチドにはμ-κ-受容体のリガンドが含まれていることが明らかにされた。2.ペプチダーゼ抵抗性オピオイドペプチドとして合成された3種のペプチドの、体内における安定性を明らかにして報告した(雑誌論文の項参照)。
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