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1995 年度 実績報告書

濾胞性リンパ腫細胞の腫瘍進展に発現するCD44の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 07670232
研究種目

一般研究(C)

研究機関千葉大学

研究代表者

張ケ谷 健一  千葉大学, 医学部, 助教授 (40101894)

キーワード濾胞性リンパ腫 / CD44 / 腫瘍進展
研究概要

濾胞性リンパ腫細胞株における増殖能はFL18,FL318の増殖能が高い。FL318はbcl-2遺伝子major break pointに切断点があり、FL218,FL18はminor break pointに遺伝子切断点が起こっている。c-myc,p53の発現について細胞の蛋白をを可溶化後、ウェスターンブロテイングにて検討したところ、FL318の発現するp53蛋白の分子量がFL218,FL18のものに比べ低くしかも、2ほんのバンドが検出され、deregulationが起こっていることが示唆される。c-mycの発現は定常状態ではなかった。染色体異常の多寡もFL18が最も多くFL318,FL218の順であった。CD44発現はいずれの細胞株でも定常状態では発現せずTPA刺激によりFL18,FL318にCD44Hの発現がtranscriptレベルで誘導された。
抗体作成がまだ進行中のため、免疫沈降の実験は行っていない。
細胞骨格蛋白との結合に関連する仕事では、ezrin,moesin,radixinとの連関に関しては月田らの仕事の成果が著しく、当方は細胞骨格との関連がないといわれるヒアルロン酸とCD44の結合、それに引き続く細胞機能変化、アンキリンとの連関、CD44分子の発現制御に仕事の方向を求めてゆく。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takano,H.,Harigaya,K.et al.: "Interleukin-6(IL6) production in carcinoma of the cervis" Gynecolagy-Obstetrics. 258. 25-33 (1996)

  • [文献書誌] Ishii,G.,Harigaya,K.et al.: "VLA-4 dependent adhesion in folliculou non-Hodgkin′s lymphomas" Hematologic Pathology. 9. 155-169 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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