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1995 年度 実績報告書

シグナル・レセプター両性のVSG

研究課題

研究課題/領域番号 07670295
研究種目

一般研究(C)

研究機関久留米大学

研究代表者

福間 利英  久留米大学, 医学部, 教授 (90125146)

研究分担者 原 樹  久留米大学, 医学部, 助手 (30238159)
井上 雅広  久留米大学, 医学部, 助手 (00232562)
江下 優樹  久留米大学, 医学部, 講師 (10082223)
キーワードTrypanosoma b. gambiense / VSG / VAT / 発現変換 / 変異の制御
研究概要

寄生体は宿主からの排除作用に対する防衛機構を有しており、これを理解することは病気の予防や治療につながる。アフリカトリパノソーマは、虫体表面の主抗原である変異性の糖蛋白質(VSG)で覆われており、そのような変異性の抗原の発現をスイッチすることにより、宿主からの主として免疫反応を介した攻撃からエスケープする。発現のスイッチが起こるメカニズムについては未だ不明である。Trypanosoma b. gambienseを用いて、VSGを含め虫体表面のタンパク質がこの発現変換などのレギュレーションに関わっていることを解析する。in vitroにおいても変異型間に相互作用があり、順位性のあることを示唆する結果を得た。これを定量的に示すために、各VSGに対するモノクロナル抗体を得なければならない。各VSGのcross reactive determinantに対する抗体カラムを利用する簡便な方法を考察し、VSGの分離精製を進め、一部のVSGに対する抗体を作製中である。それらモノクロナル抗体を用いて変異を定量的に表現するため、リシン結合抗体を用いた系を開発中である。そして、FACSでソ-トした原虫細胞を更に解析するのにも利用する。また、表面蛋白質のリン酸化パターンをみるために、虫体表面の蛋白質をビオチン化ラベルして、虫体のライセ-トを電子泳動してみたところVSGとは別に、それよりも小さい分子量のもので、表面抗原型特異蛋白質の存在が考えられるようなパターンが得られた。これが変異のレギュレーションに関連しているのではないかと考え、この蛋白質についても解析を行っている。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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