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1996 年度 実績報告書

病原真菌mRNA5^′キャッピング酵素遺伝子の単離と酵素阻害剤の検索

研究課題

研究課題/領域番号 07670408
研究種目

基盤研究(C)

研究機関横浜市立大学

研究代表者

土井 陸雄  横浜市立大学, 医学部, 教授 (70091585)

研究分担者 浦野 勉  横浜市立大学, 医学部, 助手 (00213512)
鹿島 勇治  横浜市立大学, 医学部, 助手 (50233705)
岡部 とし子  横浜市立大学, 医学部, 講師 (20152564)
キーワードCandida albicans / キャッピング酵素 / グアニル酸転移酵素
研究概要

昨年度単離した病原真菌Candida albicans,出芽酵母Saccharomyces cerevisiae並びに分裂酵母Schizosaccharomyces pombeのグアニル酸転移酵素遺伝子(それぞれCGT1,CEG1,PCE1と名付ける)を種々の系を用いて発現し、3次元構造解析のための結晶化を試みた。まずはじめにglutathione-S-transferaseとの融合蛋白質として大腸菌を用いて大量発現し、glutathioneカラム及びトロンビンを用いて精製した標品についてlight scattering分析を行ったところ、Cgt1p及びCeg1pいずれも凝集し、結晶化に適さないことが判明した。そこで融合蛋白質としてではなく単独で発現させるためにT7プロモーターの下流にCGT1,CEG1またはPCE1を挿入し大腸菌内での発現を検討した。その結果、Cgt1pの発現は認められなかったが、Ceg1p及びPce1pの発現は認められ、特にPce1pは大量に発現されていた。Ceg1pについてはその発現量を増加させるためにN末端の4アミノ酸を欠損させたCEG1(-4N)をT7プロモーターの下流に挿入し大腸菌内で発現させたところ、Ceg1pよりもその発現量が増加していた。CGT1についてもN末端あるいはC末端の5アミノ酸を欠損させたCGT1(-5N)あるいはCGTI(-5C)をT7プロモーターの下流に挿入し大腸菌内での発現を試みたがCgt1p(-5N)p,Cgt1(-5C)pいずれも発現しなかった。CGT1,CGT1(-5N),CGT1(-5C)についてはPichia酵母を用いた蛋白質発現系も試みたが蛋白質の発現は認められなかった。現在、大腸菌よりCeg1(-4N)p及びPce1pをイオン交換カラムクロマトグラフィー及びゲル濾過により単離、精製を行っており、精製標品についてlight scattering分析を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Toshiko Yamada-Okabe: "Isolation of the mRNA-capping engyme and ferric reductase-related genes from candida albicans" Microbiology. 142. 2515-2523 (1996)

  • [文献書誌] Tomio Yabe: "HKR1 encodes a cell surface protein that regulates both cell wall B-glucan synthesis and budding pattern in the yeast Saccharomyces cerevsue" Journal of Bacteridogy. 178. 477-483 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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