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1995 年度 実績報告書

パーキンソン病等の神経難病に対する保健所における支援事業の評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07670438
研究種目

一般研究(C)

研究機関大阪府立大学

研究代表者

黒田 研二  大阪府立大学, 社会福祉学部, 教授 (70144491)

研究分担者 多田羅 浩三  大阪大学, 医学部・公衆衛生, 教授 (20107022)
キーワードパーキンソン病 / 神経難病 / 保健所 / 心理社会的支援
研究概要

大阪府で医療費援助を受けているパーキンソン病患者648名について、郵送調査をもとに重症度および療養姿勢と関連する心理社会的因子を調べた。
重症度はYahr分類を参考に、患者自身が回答可能な設問をもとに区分した。
療養姿勢は、(1)運動継続の努力、(2)昼間の臥床時間、(3)食事への配慮、(4)生活意欲の4項目の設問をもとに尺度化した。
重症度を目的変数とする重回帰分析では、性、年齢、罹病時間、抑うつ状態、記憶障害の程度等の交絡因子を補正しても、患者の療養姿勢が積極的であることは重症度に対して有意の負の関連を有していた。
次に、療養姿勢得点を目的変数に重回帰分析を行った結果、療養姿勢に対して有意な関連を示す因子として、抑うつ状態、重症度、医師による病気に説明、および保健所が行う患者交流会への参加の4変数が見いだされた。患者交流会事業への参加を通じて、患者の療養姿勢が積極的になっていることが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 黒田研二: "神経難病の実態を統計から分析する" 綜合臨牀. 44. 2529-2534 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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