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1995 年度 実績報告書

職業性ストレスと自律神経機能との関連についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 07670462
研究種目

一般研究(C)

研究機関愛知医科大学

研究代表者

小林 章雄  愛知医科大学, 医学部, 助教授 (80135342)

研究分担者 古井 景  愛知医科大学, 医学部, 助手 (30238662)
赤松 康弘  愛知医科大学, 医学部, 助手 (70257658)
渡辺 丈眞  愛知医科大学, 医学部, 講師 (50182928)
キーワード職業性ストレス / demand-controlモデル / 自律神経活動 / Holter心電図 / 喫煙
研究概要

1.対象者の選定を以下の方法にておこない,その特徴を明らかにした.
1991年の調査対象者1189人,1994年の調査対象者約1250人についてJCQのDemand, Controlそれぞれの得点の高低の組み合わせにより4群(高demand-低control high strain群,高demand-高control active群,低demand-高control low strain群,低demand-低control passive群)に区分した.両年度ともに在籍し,完全回答が得られた者は881名であり,このうち両年度ともに同一の区分に入っているもののみを取り出した.内訳は,high strain群46名,active群80名,low strain群40名,passive群68名である.なお,両年度間のDemand, Control尺度得点の相関は0.45であり,他の検査指標,たとえば肥満度(BMI)の0.9,総コレステロール,HDLコレステロールの約0.7よりは若干低いものの,中性脂肪の0.5にほぼ近い値を示していた.心疾患,糖尿病,他の循環器系疾患の治療中の者,大量飲酒者,大抑うつ病を除外し,また,週1回以上の身体運動実施の有無,喫煙の有無を考慮して測定対象者を選定した.
2.自律神経機能の測定をおこなった.
測定は,翌日が休みでない通常の勤務日に実施し,午前9時にHolter心電計およびアクチグラムを装着.翌日午前9時に取り外した.喫煙者には,開発したコード付きライターを使用させるようにした.Holter心電図波形は長時間心電図解析システムにて解析のうえR-R間隔を取り出し,complex demodulation法により,R-R間隔変動の分析を行う.中心周波数0.31Hzの高周波数成分(HF)を副交感神経系機能の,また中心周波数0.09Hzの低周波数成分(LF)のHFに対する比を交感神経系機能の指標とした.アクチグラムは,10秒ごとの身体活動量を算出,入眠時刻,覚醒時刻を正確に同定するとともにR-R間隔変動の解析結果とのデータリンクをはかった.喫煙(イベントマーク)直前5分間のレベルから,喫煙開始5分後から10分目までに自律神経活動がどのような変動を示すかを解析した.
3.今後の選定した対象者について測定を継続する予定である.

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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