研究課題/領域番号 |
07670509
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
吉田 学 関西医科大学, 医学部, 講師 (20122004)
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研究分担者 |
吉村 澄孝 関西医科大学, 医学部, 助手 (70167005)
沖井 裕 関西医科大学, 医学部, 助手 (20121915)
綿引 利充 関西医科大学, 医学部, 講師 (70077692)
赤根 敦 関西医科大学, 医学部, 教授 (70202520)
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キーワード | サーモスプレイ質量分析計 / 直接導入法 / 分析 |
研究概要 |
薬毒物(眠剤、精神安定剤、農薬)を直接サーモスプレイ質量分析計に導入して得られたマススペクトルはMH+イオンがベースピークとなる薬毒物が多く、CIイオン化法から得られるマススペクトルに近い成績を得た。これによって薬毒物のベースピークをモニターすることで薬毒物の定量が可能であるが、血液や尿などの試料中に混在する妨害物質の除去が必要であることが示唆された。そこで妨害物質の除去と測定の簡便化を図るために、Sep-Pakによる固相抽出法を検討し、定量ポンプの動作をパーソナルコンピュータ(パソコン)で制御する直接試料導入装置を試作した。これによって血液や尿中の薬毒物に対し、パソコン画面に表示される指示に従って操作を行うことにより半自動で抽出することが可能となった。これを用いて検体中のベンゾジアゼピン系薬物や農薬を分離し、その精度を分光光度計などの機器を用いて検討したところ、初心者でも再現性のよい抽出が可能となることが判明した。
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