研究課題/領域番号 |
07670570
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野坂 和男 東京大学, 医学部(病), 助手 (70150274)
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研究分担者 |
潘 活寛 東京大学, 医学部・付属病院, 医員
丸山 稔之 東京大学, 医学部・付属病院, 助手 (30219571)
山田 春木 東京大学, 医学部・付属病院, 助手 (70174729)
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キーワード | 自己免疫性肝炎 / ストレス蛋白 / 自己抗体 / ELISA法 / HSP 70 / 抗ストレス 抗体 |
研究概要 |
研究代表者らは、自己免疫性肝炎の病態成立(pathogenesis)におけるストレス蛋白の意義を明らかにすることを目的として、以下の研究を行った。 1.抗ストレス蛋白抗体検出系の開発。自己免疫性肝炎患者血清中には抗ストレス蛋白自己抗体が出現し、肝炎のpathogenesisに関与するのではないかと考え、既報のELISA法を応用して、この自己抗体の検出系を確立することを試みた。種々の濃度のストレス蛋白(HSP 70の一種)を固相化し、種々の濃度の市販の抗ストレス蛋白抗体と反応させ、protein AにてlgG型の抗体を検出する系を確立した。至適反応条件の検討に時間を要した。 2.自己免疫成肝炎患者血清中の抗ストレス蛋白自己抗体の検出。上記のELISA系を用いて、市販の抗ストレス蛋白抗体の替わりに、自己免疫性肝炎患者血清を用い、本抗体の検出を試みた。血清を用いると市販の抗体の場合に比べてback groundが上昇する傾向にあり、本抗体の陽性率は予想より低かった。現在、反応条件の再検討を行っている。
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