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1996 年度 研究成果報告書概要

C型慢性肝炎におけるTリンパ球の肝細胞障害機序に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 07670573
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器内科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

田中 雄二郎  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (70236644)

研究分担者 榎本 信幸  東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (20251530)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
キーワードHCV / C型慢性肝炎 / 細胞死 / パ-フォリン / 免疫
研究概要

【目的】障害性T細胞(CTL)によるHCV感染肝細胞の破壊がC型慢性肝炎の病態の主体をなしていると推定されている。CTLによる細胞障害機序としてはパ-フォリン/グランザイム系とFasリガンド/Fas系の二つの独立した系がある。Fasリガンド/Fas系についてはC型慢性肝炎への関与が報告されているが、今回、我々はパ-フォリンの系も含めてC型慢性肝炎におけるCTLの細胞障害機序を検討した。
【方法】C型慢性肝炎患者15例のヒト肝生検組織を用いた(内インターフェロン治療例は4例、いずれも著効)。RNAを抽出後、random hexamer でreverse transcription を行い、パ-フォリン、Fasリガンド、およびCTLマーカーとしてCD8のmRNAを各々の20-50bpの欠失を有する既知の濃度のcDNAとともに6-FAM標識primerを用いたPCRにて増幅した。増幅産物は373A DNA Sequencer + Genescan software676(Applied Bi csystems)にて定量を行った。
【成績】パ-フォリン/CD8比、Fasリガンド/CD8比ともC型慢性肝炎例で有意な上昇を示した(p<0.05)。Fasリガンド/パ-フォリンと血清ALT値には正の相関が認められた(r2=0.91)。
【結論】パ-フォリン/グランザイム系、Fasリガンド/Fas系いずれもがC型慢性肝炎で活性化されることが明らかとなり、炎症の高度な場合はFasリガンド/Fas系が優位に関与する可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yujiro Tanaka: "Concomitant gene expressions of perforin and Fas-ligand in the liver of chrcnic hepatitis C" Hepatology. (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Yujiro Tanaka, Fumihiko Kusano, Kozo Ishidate, Takatoshi Sakamoto, Nobuyuki Enomoto, Fumiaki Marumo, Chifumi Sato: "Concomitant gene expressions perforin and Fas-ligand in the liver of chronic hepatitis C Hepatology" (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 1999-03-09  

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