研究課題/領域番号 |
07670658
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
増山 茂 千葉大学, 医学部, 助手 (00219354)
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研究分担者 |
小島 彰 千葉大学, 医学部, 医員
端迫 清 千葉大学, 医学部, 医員
木村 弘 千葉大学, 医学部, 講師 (20195374)
榊原 吉一 金沢工業大学, 経営工学部, 教授 (50092060)
栗山 喬之 千葉大学, 医学部, 教授 (20009723)
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キーワード | Hypoxia / Middle age / trekking / High altitude / Hypobaria / Aging |
研究概要 |
平成7年度の目標は中高年者を選んで行う次の3点にあった。 A.低酸素負荷時における呼吸・体循環・脳循環の研究。B.人工的低圧環境負荷時における呼吸・体循環・脳循環の研究。これらは短時間・中程度の期間単位での低酸素低圧に対する中高年者、慢性疾患患者の反応の特異性を調べる、低酸素負荷装置・人工気象装置を用いて行う実験であるが、低酸素換気応答・低圧低酸素換気応答時の呼吸と循環の相互作用を検討し、両者に相補的な関係を見いだしたA.Mizoo,S.Masuyama,T.Kuriyamaらの日本臨床生理学会や米国胸部疾患学会での報告、増山茂・栗山喬之らによる呼吸の化学感受性とくに低酸素換気応答が息堪え時のBreaking Pointを規定するか否かに関する検討を行った日本胸部疾患学会総会での報告にまとめた。 C.現実の高地旅行者の調査。これは、上記A.B.と被験者を一部共通させて行われた、ネパールヒマラヤ地域でのトレッキング中の呼吸調節系の馴化過程に及ぼす低酸素換気抑制の関与の程度を調べた、小林敏生・増山茂の日本衛生学会総会での報告にまとめた。またヒマラヤやアンデスなど海外の高地に出かけるわが国の中高年登山者をほぼカバーすることになる団体である文部省登山研修所・日本山岳連盟・日本山岳旅行協会・日本山岳ガイド連盟・日本登山医学研究会に働きかけ、実際に高地に出かけた中高年登山者に対し全国規模の聞き取り調査を行う準備活動を行った。
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