研究課題/領域番号 |
07670718
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
吉田 義弘 鹿児島大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (10107906)
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研究分担者 |
小澤 政之 鹿児島大学, 医学部, 教授 (90136854)
納 光弘 鹿児島大学, 医学部, 教授 (10041435)
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キーワード | ミッドカイン / 神経栄養因子 / 脳梗塞 / 脳虚血 / BDNF / NGF / HSP70 / 神経細胞 |
研究概要 |
実験的脳梗塞ラットの脳梗塞後1〜7日まで、特に脳梗塞周囲の虚血巣で1,2日に神経栄養因子ミッドカイン(MK)は強く発現した。 マウスBDFIを窒素で充満させた無酸素箱に入れると15秒ほどで無酸素てんかんが生じ、約30秒後けいれんは止まる。その直後に箱から取り出し、これを1回のてんかん発作とし、計5回行うとマウスは活動性が減少した。1日、2日、4日脳を取り出し、ミッドカインの発現を免疫染色で検索すると、BDNF、NGF、HSP70よりも強く発現していた。In situ hybridizationでは、ラット脳梗塞周囲の神経細胞とアストロサイトにmRNAの発現がみられ、神経細胞のシナップス形成に関与していると考えられた。有機水銀中毒ラット脳でも神経細胞に染色性がみられた。現在スナネズミに全脳虚血を起こし、MKの海馬CAI細胞への影響を検討している。
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