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1995 年度 実績報告書

脳の虚血耐性に関する研究2:老齢動物における慢性低潅流と遅発性神経細胞死

研究課題

研究課題/領域番号 07670742
研究種目

一般研究(C)

研究機関国立循環器病センター

研究代表者

成富 博章  国立循環器病センター研究所, 循環動態機能部, 室長 (60132932)

キーワード加齢 / 脳虚血 / 慢性脳低潅流 / 遅発性神経細胞死
研究概要

生後2ヵ月の雄砂ネズミ60匹(若年群)および生後18〜20ヵ月の雄砂ネズミ84匹(老年群)を用いて実験を行った。実験のペントバルビタール麻酔下(40mg/kg腹腔内投与)にて行い、頸部を剥離露出した後に、右頸動脈および左外頸動脈を永久閉塞した。その後動物をケージにて飼育し、1週間後、1ヵ月後または3ヵ月後に4%パラフオルムアルデヒドを用いて潅流固定し,脳を摘出した後に、HE染色を用いて組織学的変化を検討した。頸動脈閉塞後20%の動物が死亡したが、他は無症状であった。組織学的検討では若干群においては1週間後,1カ月後、3ヵ月後のいずれの時期においても明かな変化は見られなかった。老年群においても1ヵ月後には著名な変化は見られなかった。しかし1カ月後には15%の動物、3ヵ月後には20%の動物において神経細胞の変性が認められた。細胞変化は主として大脳皮質の第3層,5層に認められたが,海馬DAI領域にも一部,同様の変化が認められた。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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