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1995 年度 実績報告書

一酸化窒素に対する微小センサーの開発とその応用(特に微小循環系モデルにおける一酸化窒素の役割についての探究)

研究課題

研究課題/領域番号 07670850
研究機関福井医科大学

研究代表者

塚原 宏一  福井医科大学, 医学部, 助手 (90207340)

キーワード一酸化窒素 / 化学センサ / ニッケル・ポルフィリン / 微小循環系
研究概要

NO(一酸化窒素)の化学的特性、動態を解明するための高感度・高選択性NOセンサーの作成・利用が本年の研究テーマであった。
本年の研究実績を以下にまとめる。
(1)ニッケル・ポルフィリンをその表面に化学修飾させた,prototype-NO電極を作成した
(2)NOタンク中の“NO"をさらに精製した(bulb-to-bulb蒸留法)
(3)超純粋の蒸留水を製造した(脱イオン水を過マンガン・カリの硫酸溶液中で長時間蒸留)
(4)脱酸素のための窒素バブル用の窒素を精製した(活性炭、シリカゲル,高温に熱した銅を利用)
(5)精製NO・窒素ラインおよび超純水ラインを確立した(NOおよび窒素のガスラインはすべてステンレス製の閉鎖系とし、そのラインは真空ポンプと連結させた。液体の通路はガラス製とし、やはり閉鎖系とした)
(6)完全閉鎖系・脱酸素状態のもと,電気化学用セル中でNOの飽和水溶液を作成し,その酸化電流をNOセンサーでdetectできた
今後,以下のことを明らかにする予定である。
A.NOの純水中での飽和溶解度を決定する
B.ニッケル・ポルフィリン製のNO電極で、様々なNO放出薬剤あるいはNO消去薬剤の作用機序を明らかにする
C.蒸留水をクレブス液に代えた系,さらにそこに細胞,組織を置いた生体モデルにおけるNOの動態,また,その合成調節機構,NOと他の生理活性物質とのクロストークを解明する

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 塚原宏一: "Porphyrinic NO(一酸化窒素)センサの作成" 日本小児科学会雑誌. 99. 482-482 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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