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1995 年度 実績報告書

免疫応答におけるBとヘルパーT細胞相互作用の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07670854
研究種目

一般研究(C)

研究機関信州大学

研究代表者

上松 一永  信州大学, 医学部・付属病院, 助手 (60262721)

キーワードCD27 / CD70 / Immunoglolulin
研究概要

CD27分子はT細胞の活性化に重要であるばかりでなく、免疫グロブリン産生においても役割を担っているものと思われる(Agematsu et al.Eur.J.Immunol.25:2825,1995)。臍帯血および年齢による末梢血B細胞上のCD27発現について検討を行い、さらに成人末梢血B細胞をCD27陽性と陰性にフローサイトメトリーにより分離し、その機能について解析を行った。
【結果】1)臍帯血B細胞にはCD27発現は見られなかった。末梢血B細胞CD27発現は年齢に伴い増強し、成人で約30%の発現が見られた。2)CD27のリガンドであるCD70発現は臍帯血と成人ともに活性化T細胞に認められた。3)SAC+IL-2刺激によるB細胞免疫グロブリン産生能は、CD27-B細胞では全く認められず、CD27+B細胞でのみ産生が見られた。CD27+B細胞における免疫グロブリン産生は、CD70トランスフェクタントの添加により著名な増強がみられ、anti-CD70mAbを加えることによりその増強は完全に抑制された。
【考案】CD27+B細胞が免疫グロブリンを産生し、リガンドである活性化T細胞のCD70より調節を受けているものと思う。年齢に伴い血清免疫グロブリン値が上昇していくのは、末梢血CD27+B細胞が増加してゆくためと思われる。以上より、CD27分子はB細胞のメモリーに関与しているように思う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kagunaga Agematsu: "CD27/CD70 interaction dipectly drives BallIgG and Ig M syntkesis" Eur,J.Immunol. 25. 2825-2829 (1995)

  • [文献書誌] Feng-Chun Yang: "CD27/CD70 interacfion dineetly induces NKcell killing acfirity" Immunology. (in press).

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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