研究課題/領域番号 |
07670880
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
川上 清 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 講師 (50152921)
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研究分担者 |
吉永 光裕 鹿児島大学, 医学部, 講師 (00221672)
藤吉 利信 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (50173480)
中村 茂行 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (00295247)
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キーワード | HTLV-I / 母子感染 / 短期母乳 |
研究概要 |
成人T細胞白血病ウイルス(HTLV-I)の母児感染に関する研究は平成9年度で12年を経過した。これまでの研究にて、以下の結果を得ている。 1)母児間のHTLV-I垂直感染率は人工乳哺育児で4.9%、母乳哺育児で8.0%であった。さらに母乳の摂取期間でわけると、6ヶ月までの短期の母乳哺育児は2.5%であるのに比べ、7ヶ月以降も母乳を哺育している長期群が25.0%と感染率は高く、2群間で有意差がみられた。 2)可溶性インターロイキン2レセプター(sIL-2R)は,HTLV-Iキャリア母親から出生したキャリア児が一般コントロール児、キャリア化しなかった児より高かった。しかし例数が少なく、有意差はこれまでのところみられていない。 3)今後児のHLAの検索により母児感染に有意なタイプが存在するか検討予定である。
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