研究課題/領域番号 |
07670972
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
山田 秀和 近畿大学, 医学部, 講師 (30220396)
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研究分担者 |
手塚 正 近畿大学, 医学部, 教授 (20013964)
弓立 達夫 近畿大学, 医学部, 講師 (50288908)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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キーワード | アトピー性皮フ炎 / 好酸球 / 骨髄移植 / GVHD / GM-CSF / ICAM-1 / G-CSF / HLA-DR |
研究概要 |
アレルギー疾患とくにアトピー性皮膚炎をモデルとして浸潤細胞と上皮ならびに線維芽細胞都の関連は臓器特異性を理解する上で重要と思われる。今年度は、アトピー性皮膚炎様皮疹を生じた骨髄移植後のGVHDの患者の組織を検討し、好酸球浸潤や、上皮細胞とリンパ球の接着にどのような関与があるのかを検討した。その結果、近年のBRMをもちいたBMTにおいては、従来よりも早くGVHDが起こること。好酸球浸潤はGM-CSF投与においてあきらかに増加すること。HLA-DR,ICAM-1の上皮細胞での発現がAGVHDでは重要であることを示していた。また、GVHDのなかで、アトピー性皮膚炎様皮疹を示した症例は、いずれもG-CSFでは発現しておらず、GM-CSF投与後に発症しており、IgEも高値であった。この2例の症例はアトピー性皮膚炎の発症にGM-CSFが関与しているか、好酸球が関与していることを疑わせる。
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