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1996 年度 実績報告書

SPECTを用いた脳機能解析-MR機能画像および事象関連電位との比較-

研究課題

研究課題/領域番号 07671022
研究機関琉球大学

研究代表者

山口 慶一郎  琉球大学, 医学部・附属病院, 助教授 (40210356)

研究分担者 富永 大介  琉球大学, 教養部, 教授 (00112160)
山城 勝美  琉球大学, 医学部・附属病院, 講師 (10124843)
勝山 直文  琉球大学, 医学部, 助教授 (50100920)
キーワードSPECT / MRI / 脳血流 / 解析電位
研究概要

1。脳波測定
SPECTでの脳波測定は特別な装置は用いずに可能であった。MRIでの脳波測定は銀電極を使用しなくてはならないこと、リ-ドにはカーボンファイバーを用いなくてはならないことがわかった。しかしながら画像採取時点ではノイズが多すぎ、有効な測定が出来なかった。MR用のノイズフィルターの作成が必要であると考えられた。
2。SPECT測定
I-131 IPMとTc-99m ECDによる測定を行った。負荷前の両各種には有意の相関が認められ、Tc-99m ECDを用いた脳血流測定の定量性は確保されていると考えられた。しかしながら同一患者でTc-99m ECDを用いた2回投与法(1回目少量投与、2回目大量投与法)を用いた場合、1時間を越える検査では遊離Tc-99mが観察され、定量性が疑われた。検査計画の見直しが必要であると考えられた。
3。MRによるfunctional imaging
echo planerを用いたスキャン法でZ-検定を用いると、再現性良好な負荷画像を得ることが出来た。
4。ソフトウエアー開発
上記結果を解析するため、画像解析ソフトウエアーを開発した。これにより、脳内白質灰白質の分解解析が可能となった。また統計画像処理ソフトウエアーも開発した。問題はこれらは患者ごとの解析は可能であるが、患者群としての解析が出来ないことにある。このためには日本人の脳の標準化が必要である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山口慶一郎: "MRIを用いた定着診断" 琉球医学雑誌. 16-1. 3-9 (1996)

  • [文献書誌] 盛野谷利幸,山口慶一郎 国吉和秀ら: "脳性麻痺のMRimaging-病型との対比-" 日本医学放射線学雑誌. 56-7. 32-37 (1996)

  • [文献書誌] Horikawa A,Katsuyama N Yamaguchi k,et al: "Regioial cerebral blood flow measurement using I-123 IMP and brain atroghy assessment of dementia of Alzheimer type and visualar dementia" Proceeding the first Chira-Japan nuclear medicine conference. 32 (1995)

  • [文献書誌] 山口慶一郎,新里仁哲 吉長正富ら: "脳のsegmentationにおける最適化" 日本医学放射線学雑誌. 57-3. 106- (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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