• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

気管気管支狭窄症の治療のための再抜去可能生体適合自己拡張型ステントの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07671024
研究種目

基盤研究(C)

研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

岸 和史  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (70254547)

研究分担者 木村 誠志  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (60254546)
寺田 正樹  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80188680)
園村 哲郎  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (60264892)
佐藤 守男  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50154109)
キーワード気管気管支狭窄 / ステント / 動物実験 / ニチノール / ポリウレタン / ポリエチレン / ビ-グル犬
研究概要

1.研究成果の公表
a.平成8年4月日本医学放射線学会総会において口演発表を行った。(4月・講演)
b.別記論文にて成果を公表した。
2.実験の継続と考案
a.生残ったビ-グル犬について飼育と観察をつづけた。全てのステント留置部分は肉芽形成により、obstructされており、気管支内にmigrateしたstent内腔は、完全に閉塞し、その先はatelectasisに陥っていた。
b.前年度の実験結果と総合して考えると、ビ-グル犬の気管にZ-stent, Dacrom covered Z-stent, Polyurethane-Dacron covered Z-stent, Nitinol stent, Polyethylene mesh stentを留置した場合、3ヶ月までは内腔はpatentであるが、Bareの部分から、肉芽の生長が生じ、やがてすべてのtypeで大なり小なり肉芽が形成され、中には完全な閉塞にいたるものが出てくると言えた。また再抜去は肉芽の形成がすすむと同時に困難になると考えられた。
(付)3.翌年度と今後の展望
これらの結果を英文で公表し、国際的な検討をすすめたい。炎症抑制物質(ラニチジン)等で、肉芽の形成が低下するかどうか、なぜ人体でのデータと本実験のデータに差があるのか考察・検証する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 岸 和史: "食道と気管気管支に対する金属ステント治療" 医学のあゆみ. 180.11. 701-704 (1997)

  • [文献書誌] 岸 和史: "気管気管支狭窄症の治療のための再抜去可能生体適合自己拡張型ステントの開発" INNERVISION「インナービジョン」. 11・8. 10-10 (1996)

  • [文献書誌] Kazushi Kishi: "A Dedicated Z-stent therapy for acquired saber sheath type tracheo bronchomalac" Cardio Vascular and Interventinal Radiology. 未定(ゲラ校正終了). (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi