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1995 年度 実績報告書

高線量率小線源治療と局所腔内加温同時併用による食道粘膜の障害と治療効果比の検討

研究課題

研究課題/領域番号 07671036
研究種目

一般研究(C)

研究機関関西医科大学

研究代表者

播磨 敬三  関西医科大学, 医学部, 助手 (20121973)

研究分担者 河 相吉  関西医科大学, 医学部, 講師 (30152896)
赤木 清  関西医科大学, 医学部, 講師 (30098115)
キーワードマイクロセレクトロン / 温熱効果 / 正常粘膜組織
研究概要

マイクロセレクトロンとEndoradiotherm100A同時併用時における食道正常組織に対する影響の検討: 従来は腔内照射と局所加温の同時併用は不可能であったが、オリンパス社によってマイクロセレクトロンとRF腔内加温が同時に施行できるアプリケーターが開発され、我々の施設に基礎研究のために供給された。従って、上記を加味した実験を行い、食道正常粘膜に対する影響を調べ、最適の線量を検討することとした。即ち同時併用アプリケーターを家兎の食道に設置し、線源中心より10mm、長さ50mmの部位に10Gy,15Gy,20Gyの1回照射と同時に42〜45^0C、30分の局所加温を施行した。マイクロセレクトロンとRF腔内加温同時施行後、1週、3週間後に屠殺し食道の粘膜障害の程度を病理組織にて観察した。
組織変化の解析: 各々の組織は輪切りにし、10%ホルマリン固定後、パラフィン包埋切片にしH&E染色を行った。食道は扁平上皮層、粘膜下層、筋肉層の3層からなるのでそれぞれ3層の変化を検討した。各治療施行後1週の組織については急性期の障害を検討するために、厚さの変化、脱落の有無、炎症性浸順潤の有無、浮腫や核の空胞化の有無をスコアー化した。治療施行後3週の組織については食道粘膜の再生像と放射線肺炎の検討を行った。
結果:放射線、温熱単独に比べて、同時加温時の正常組織障害、特に、浮腫、核の空胞化が著明な増加を認め、現在これらの障害を定量時に解析を行っている。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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