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1995 年度 実績報告書

同種骨髄移植後の免疫学的寛容に関与する因子とその分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07671172
研究種目

一般研究(C)

研究機関北海道大学

研究代表者

田中 淳司  北海道大学, 医学部・附属病院, 助手 (50250452)

研究分担者 今村 雅寛  北海道大学, 医学部, 助教授 (20160062)
キーワードBMT / Cytokine / CD28 / GVHD
研究概要

同種骨髄移植後の末梢血単核球におけるCD28,CTLA-4などのTリンパ球二次刺激分子の遺伝子発現を検討したところ、GVHDなどの発症なく安定に経過し免疫学的寛容状態にあると考えられる症例ではこれらの分子の遺伝子発現は低レベルであった。しかし、重篤なGVHDを発症したり生着不全を呈する症例においてはこれらの分子の発現は亢進する傾向を示した。リンパ球混合培養系における検討では、重篤なGVHDや骨髄生着不全を呈する症例で、CTLA-4,IL-2受容体などの遺伝子発現が亢進しており、このようなTリンパ球の活性化に関連する分子の遺伝子発現が免疫学的寛容に影響を与えていると共に、これらの遺伝子発現を検討することが移植後の合併症の予知に有効である可能性を示した。
さらに、移植後の免疫再構築におけるサイトカインネットワーク機構ついても検討し、安定した免疫学的寛容状態を続けるためには細胞性免疫抑制性サイトカインが重要な役割を担っていることを示唆する結果を得ている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] J.Tanaka: "Possible role of T cell surtace molecule gene expression in the mixed lymphoiyee culture for predicting transplantation relabet complication" Euv J Haematol. 55. 282-284 (1995)

  • [文献書誌] J.Tanaka: "Clinical application of ollogenaic peripheral blood stein cells transplartation" Arr,Hematol.71. 265-269 (1995)

  • [文献書誌] J.Tanaka: "Cytokive network in peripheral blood mononuclear cells after BMT" Transplant.Proceed. (in press).

  • [文献書誌] J.Tanaka: "Th2 cytokines and IL-12 or RNA expression by CorA" Eur.J.Haematol. (in press).

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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