(1)既に明らかにされているNa-K-2Cl(NKCC)cotransporter family及びthiazide sensitive NaCl cotransporter(TSC)の塩基配列より保存性が高くかつ膜貫通部位と思われる5箇所を選びPCR primerを4通り作製した。 (2)ラット腎皮質及び腎髄質より得たmRNAよりcDNAプールを作製した。 (3)これと先に作製したPCR primerとでNKCC類似の塩基配列を持つDNA fragmentを増幅した。 (4)得られた断片をサブクローニングし、約120のDNA断片について制限酵素切断パターンを検討した。 (5)既知のNKCC familyと異なるパターンを示したものをprobeとして腎髄質cDNAを検討し、ほぼ腎皮質特異的と思われる断片を特定した。 (6)現在上記の断片のsequencingおよびmacula densaでの局在を確認するため、PCR-in situ hybridizationを行い、検討中である。
|