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1995 年度 実績報告書

ヒト内分泌腺悪性腫瘍におけるインスリン様成長因子・受容体・結合蛋白の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671289
研究種目

一般研究(C)

研究機関筑波大学

研究代表者

八代 享  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (20157978)

研究分担者 原 尚人  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (80189688)
キーワード甲状腺癌 / インスリン様成長因子 / インスリン様成長因子受容体 / インスリン様成長因子結合蛋白 / 症遺伝子
研究概要

1 甲状腺癌におけるインスリン様成長因子(IGF)受容体の検討:甲状腺未分化癌より樹立された細胞株2株(8305C,HOTHC)、IGF-Iのオートクリン機構の存在が確認されている分化癌細胞株(TC)、手術時に得られた甲状腺腫瘍組織についてreceptor binding assayとNorthern blotでIGF-IおよびIGF-II受容体の解析を行ったところ、未分化癌、低分化癌、分化癌、腺腫、髄様癌の全てでIGF-IおよびIGF-II受容体の存在を確認した。
2 甲状腺癌組織におけるIGFmRNAの発現について:手術時に腫瘍組織と正常組織が得られた甲状腺癌症例においてIGF-IおよびIGF-IIのmRNAの発現レベルをNorthern blotで比較したが、腫瘍組織と正常組織との間で差を認めなかった。
3 甲状腺癌組織におけるIGF結合蛋白(IGFBP)-2の検討:手術時に腫瘍組織と正常組織が得られた乳頭癌11例についてIGFBP-2mRNAの発現レベルをNorthern blotで比較したところ、全例において癌組織でIGFBP-2mRNAが増加していた。IGFBP-l,3〜6についても検討中である。
4 甲状腺癌における癌遺伝子の検討:手術時に腫瘍組織と正常組織が得られた甲状腺癌91例についてras,Gsp,Gi2の遺伝子異常について検討したところ、甲状腺癌の約15%にN-ras codon 61に変異を認めたが、Gsp,Gi2の遺伝子異常は認めなかった。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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