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1995 年度 実績報告書

ビ-グル犬を用いた異所性部分肝移植の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07671291
研究種目

一般研究(C)

研究機関東京医科大学

研究代表者

長尾 桓  東京医科大学, 医学部, 助教授 (90143487)

研究分担者 内山 正美  東京医科大学, 医学部, 助手 (40276902)
小崎 浩一  東京医科大学, 医学部, 助手 (10256274)
松野 直徒  東京医科大学, 医学部, 講師 (00231598)
キーワード肝移植 / 部分肝移植 / 異所性部分肝移植
研究概要

1)体重8-10kgのビ-グル犬を用いて異所性部分肝移植を行った。ドナー手術は全身麻酔下に正中切開で開腹し、rapid techniqueにより全肝を摘出した。バックテーブルで肝切除を行い、右葉と中葉右半を移植片として用いた。レシピエントは全身麻酔下に正中切開で開腹し、自己肝に負荷を与える目的で総胆管、門脈を結紮、切離した。移植片(全肝の約60%)を右側腹部に移植した。門脈-門脈の端々吻合、大動脈-大動脈の側端吻合、下大静脈-下大静脈の側端吻合で血行を再建した。
2)対照群のビ-グル犬には総胆管、門脈の結紮のみを行った。
3)対照群(n=5)のビ-グル犬は術後21、28、33、38、85日目に死亡した。一方移植群(n=8)のビ-グル犬は術後0、2、75、84、89、98、141、376日目に死亡した。術後早期に死亡した2頭(0日目、2日目)の死因は急性心不全および腹腔内出血であった。
4)移植群のうち長期生存した6頭では、GPTは高値(400-800 IU/L)が持続したが、ビリルビン値は2mg/dl前後の低値で推移した。
5)移植群の長期生存犬の死亡時剖検では、自己肝の萎縮と移植肝の再生肥大が認められた。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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