研究概要 |
骨形成因子(BMP)と共に、担体としてatelopeptide type I collagen(CL)を用い、ラット虚血下腿筋肉内および挙上広背筋弁内に埋入し、その3週後の埋入物の検討を行った。 結果: (1)BMP埋入群では、骨梁のみならず骨髄、血管様組織が誘導形成された。その形成量は、BMPの用量(2,10,50μg)に依存していた。 CLの単独埋入(controls)では、骨は誘導されなかった。 (2)BMP埋入群では骨誘導が確認されたが、埋入物中央にはCLの残存領域が認められた。 (3)BMPの用量(2,10,50μg)に関わらず軟骨誘導は認められなかった。 (4)BMP埋入群、対照群ともに炎症性の反応はみられなかった。
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