研究概要 |
CD59(Protectin)が消化器においてどのように分布しているかはまだ十分解明されておらず,これをCD59モノクローナル抗体およびRT-PCRをもって,他の補体制御物質MCPならびにDAFとともに継代培養胃癌細胞株と消化管ならびに消化器癌における分布を明らかにして癌との関連性について探りたい。 結果 1:胃癌細胞ならびに胃癌組織における補体制御因子CD59,MCP,DAF発現を証明した。 1)継代培養細胞ならびに手術時得られた正常胃粘膜および癌組織をトリプシン処理し遊離細胞を対象とした。各細胞1×10^5個を抗CD59rat monoclonal抗体(YTH53.1SEROTEC),抗MCP抗体(14-48SEROTEC),抗DAF抗体(BRIC 110 SEROTEC)で免疫染色し,蛍光顕微鏡で観察,撮影する。コントロールとして二次抗体の血清を用いることと,すでに確立されている胃癌細胞株MKN28,MKN45,MKN74,KATOIIIを同時に染色した。 2)CD59,MCP,DAFが胃癌においてどのように分布しているか,これを各モノクローナル抗体およびRT-PCR手法を用いて,当科の継代培養胃癌細胞株と正常胃粘膜と胃癌における染色性を観察し分布を明らかにした。 3)CD59変異遺伝子の作製は継続中であるが、完成にはいたらなかった。 2:以上の成果を学会発表ならびに論文として報告した。さらに当研究成果の報告書を作製中である。
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