研究概要 |
(1)Cisplatin(CDDP)の最大耐容量を求めるために、12週齢のSprague-Dawley系雄性ラット30匹購入し、20週齢になった時点でCDDP 0.25mg/kg,0.5mg/kg,1mg/kgを各々週に1回,計5回腹くう内投与した。投与前後の体重の変化をみたところ、0.5mg/kgでは体重に影響を認めないが、1mg/kgでは体重が激減するラットがあるため、最大耐容量はその中間をとって0.75mg/kg/weekのipと決定した。 (2)6週齢のSprague-Dawley系雄性ラット17匹に、DMHを40mg/kg/week,10回皮下注して、大腸癌を作製した。DMH投与開始後20週目の注腸X線検査でtumor volumeを算出し、2群に分けて、CDDPの最大耐容量である0.75mg/kg,ipを計5週間投与し、再度X線検査でvolumeを算出し、tumor doubling timeとした。有効率は、CDDP群で6%であった。
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