アポトーシスは細胞の排除機構として生体の恒常性を維持するために必須な生理的細胞死であるが、抗癌剤や温熱療法などの非生理的な各種ストレスで癌細胞を処理したときも誘導される。今回、胃癌手術標本、培養細胞株を使用しアポトーシスの発現を検討した。まず、切除標本ではTUNEL法を用いアポトーシス細胞を染色し、その発現程度と臨床病理学的因子との関係について検討した。また、胃癌培養細胞株ではMKN28、MKN72、MKN45、NUGC3、KATOIIIを使用し、抗癌剤はMitomycine C、Etoposide、Cisplatineを投与しアポトーシス発現程度の測定を行った。 具体的なデータの解析には尚時間が必要であり研究発表には至っていない。
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