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1995 年度 実績報告書

心筋細胞内free Mg^<2+>によるエネルギー代謝調節機序の解明と心筋生存性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 07671487
研究種目

一般研究(C)

研究機関北里大学

研究代表者

増田 卓  北里大学, 医学部, 講師 (30165716)

研究分担者 佐藤 清貴  北里大学, 医学部, 助手 (40225933)
キーワード心筋 / マグネシウム / ミトコンドリア / エネルギー代謝 / カルシウム / 心仕事効率 / 心機能 / 酸化還元状態
研究概要

心筋のエネルギー代謝調節機序における細胞外マグネシウム(Mg)の関与を心仕事効率を中心に検討した.ラット摘出心を,細胞外液のfree Mg濃度を0,0.5,1.0,1.5,2.0mMと変化させ,ワーキングハートモードで潅流した.大動脈圧,左室圧,dP/dtを測定し,酸素法により細胞内代謝産物とglutamate dehydrogenaseの反応式よりミトコンドリア[NAD+]/[NADH]比を求めた.高Mg灌流心では,細胞内カルシウム(Ca)濃度の減少,細胞内Mg/Ca比の上昇,冠動脈流量の増大,dP/dtおよび心仕事量の低下を認めた.この際,ミトコンドリア[NAD+]/[NADH]比は変化せず,心筋酸素消費量も一定であった.心仕事効率は,細胞外free Mg濃度0.5mMのときに最良であった.
細胞外液のMgは,細胞内Mg/Ca比を上昇させ,心筋収縮性を低下させたが,ミトコンドリア[NAD+]/[NADH]比には変化を及ぼさず,心筋酸素消費量は一定であった.心仕事効率は生理的濃度である0.5mMが最良であった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐藤清貴: "Natural Ca^<2+> blocker;Mg^<2+>投与は心筋エネルギー代謝を改善するか?" 心筋の構造と代謝. 17. 223-229 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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